歯周病(歯槽膿漏)について
放っておくと大変なことに
歯周病とは
皆さんは歯周病の原因についてご存じですか?
歯磨きをした時に食べ物などの磨き残しがあると、そこに細菌が集まってきます。
この細菌の集まりを歯垢といい、これが歯周病の原因なのです。
また、歯垢が固まり、歯の表面や、歯の根の周囲にこびり付いたものが歯石です。
歯石があると、歯垢や細菌が付着しやすくなり、これらの細菌の出す毒素が歯の回りの組織を破壊していくのです。
初期ではほとんど症状がないまま、病気が進行し、気がついた時には歯がグラグラになってしまい、 いずれは抜けてしまうという恐ろしい病気なのです。
ここでは、歯周病を予防するためのブラッシングのポイントもご説明いたします。
歯周病の進行
- 進行1
歯肉炎
歯肉が腫れ上がってしまい、歯ブラシなどで歯肉から出血しやすくなります。
- 進行2
軽度歯周炎
歯肉が赤黒くなってしまいます。
口臭がひどくなり、口の中が粘りっこく感じられます。 - 進行3
中等度歯周炎
歯が動くようになり、噛みづらくなります。
歯肉に膿がたまり、急激な痛みが生じてしまうことがあります。 - 進行4
重度歯周炎
歯槽骨が吸収されて、歯が支えられなくなります。 歯がグラグラ動いてしまい、自然に抜けてしまうこともあります。
予防のポイント(ブラッシング)
- STEP1
歯ブラシの持ち方は握って持つよりも鉛筆持ちの方が歯や歯茎に無理な力が加わりません。
- STEP2
歯ブラシを当てる歯は2・3本を1単位に細かい振動を1ヶ所20~30回与えます。
あまり力を加えずに、毛先を歯と歯茎の間に45度の角度で当てます。 - STEP3
ブラッシングの順序を決めて、いつも一定の場所から1歯も残さないように 歯ブラシを当てるようにしてください。
- STEP4
歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシが有効です。
こんな方は歯周病の疑いがあります。ぜひ、ご相談ください。
- ・毎日の歯磨きの回数が1回の人
- ・歯肉が以前腫れていたが、今は腫れが治まっている
- ・歯がグラグラする
在宅の場合は、居宅療養管理指導が介護保険の適用となります。(ケアプランとは別枠)
歯周病予防の大切さ
歯周病は、初期段階ではほとんど症状がないまま進行し、気づいた時には歯がグラグラになり、いずれは抜けてしまう病気です。
歯周病になる可能性は加齢に伴い高くなります。
長く健康な歯を保つためには、歯を支える土台のケアが大切です。
毎日の歯磨きと、歯磨きだけでは落としきれない歯についた歯垢を取り除くスケーリングを、 定期的に歯科医院で受けることが大切です。
当院では下記の様な方にはできるだけ月に1回ほどの受診をおすすめしております。
- ・歯周ポケットが深い方
- ・糖尿病の持病がある方
定期的な受診を行うことで、歯周病が見つかっても早い段階で治療し、歯を長持ちさせることができます。
お口の中はご自分で見ることが難しく、歯周ポケットが深いかなどは判断しづらいことですので、私たち歯科医師にご相談いただければと思います。